【12月18日 CNS】中国・山西省(Shanxi)太原市(Taiyuan)の「第4回山西文化産業博覧交易会(Shanxi Cultural Industries Fair)」会場で9日、長さ3.2メートル、幅2.6メートル、高さ3.1メートルの木彫りの「鸛雀楼(Guanquelou、かんじゃくろう)」模型が市民の注目を浴びていた。

 この模型は同省の永済市(Yongji)にある「鸛雀楼」を元に20対1の縮小率で作られた。模型は30万個をこえる木製の部品を組み合わせ、すべて「ほぞ継ぎ」構造を採用。楼の内部は完全に再現され、階段の手すりは細部まではっきりと見え、扉や窓は開閉することもできる。この精巧で堂々とした風格の作品は、30人を超える木彫り師らが1年の時間をかけて制作したものだ。

「鸛雀楼」は古来、鸛雀(コウノトリ)がその上に巣を作ったことでこの名がつけられたと言われる。古代の文人がこの楼に上り、多くの著名な作品を残した。唐代の著名な詩人「王之渙(Wang Zhihuan)」が書いた詩「鸛雀楼に登る」は内外に広く知られている。(c)CNS/JCM/AFPBB News