【12月18日 AFP】サッカーイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2019-20)は17日、準々決勝が行われ、クラブ史上最年少となる平均年齢19歳のメンバーで臨んだリバプール(Liverpool FC)は、0-5でアストン・ビラ(Aston Villa)に敗れて大会から姿を消した。

 昨季の欧州王者に輝いたリバプールは、クラブW杯(2019 FIFA Club World Cup)出場のため、現在は1軍選手とユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督を含めたコーチングスタッフがカタールへ飛び、モンテレイ(CF Monterrey、メキシコ)との準決勝に備えている。

 そのためこの試合では、先発に初出場の選手が5人入り、平均年齢は19歳183日という見慣れない顔ぶれが並んだ。試合内容は点差ほど悪かったわけではないが、守備の面で経験不足を露呈し、ジョナタン・コジア(Jonathan Kodjia)が2得点を決めたアストン・ビラに厳しいレッスンを受けた形になった。

 暫定的にチームを指揮したニール・クリッチリー(Neil Critchley)監督は「われわれは見事だったと思う」「本当に残念だったのはFKで先制を許し、運悪くディフレクションから0-2にされたことだ」「信じられない夜だったし、早く終わってほしいと思っている人は誰もいなかった」とコメントした。

 対するアストン・ビラも、プレミアリーグでの残留争いが最優先のため、前週末のリーグ戦からメンバーを10人変更。勢いよく試合に入ったリバプールに先制を許していれば、もっと難しい試合になっていた可能性もあった。

 ディーン・スミス(Dean Smith)監督は「少々奇妙な試合で、一番はこれがメジャー大会の準々決勝だったという点だ」「私自身、あの年代の選手を指導してきた人間で、彼らがこのステージに立つ姿を見られて本当にうれしかったから、こちらはプロフェッショナルに徹しなくてはならなかった」と話した。(c)AFP