【12月17日 AFP】19NFLは16日、第15週の試合が行われ、ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)のQBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)が4本のタッチダウンパスを成功させるなどし、通算タッチダウンパス数でNFL歴代最多記録を樹立した。チームは34-7でインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)に勝利している。

 2010年のスーパーボウル(Super Bowl)でセインツを優勝に導いた40歳のブリーズは、これでキャリア通算タッチダウンパス数を541本とし、引退したペイトン・マニング(Peyton Manning)氏が持っていたこれまでの最多記録を二つ上回った。

 ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)に所属するトム・ブレイディ(Tom Brady)よりも三つ多いタッチダウンパス数を記録しているブリーズは、「本当に信じられない」「永遠に忘れられない特別な夜になった」とコメントした。

 ブリーズは第3クオーター残り7分8秒で、ジョシュ・ヒル(Josh Hill)にこの日3本目となる5ヤードのタッチダウンパスを通し、マニング氏が持っていた最多記録を更新。

 さらに第3クオーターの終了間際、パスの獲得ヤード数と成功率でもNFL記録を保持しているブリーズは、テイソム・ヒル(Taysom Hill)に28ヤードのタッチダウンパスを通し、自身が樹立した歴代最多記録を伸ばした。

 また、パス30本中29本を成功させ307ヤードを稼いだブリーズは、この他にも新記録を打ち立てた。この試合でブリーズが記録した96.7パーセントというパス成功率は、昨シーズンの試合で29本中28本のパスを成功させたロサンゼルス・チャージャーズ(Los Angeles Chargers)のフィリップ・リバース(Philip Rivers)がマークした96.6パーセントを上回り、NFLの新記録となった。

 すでにプレーオフ出場を確定させているセインツは、プレーオフのホームアドバンテージ争いでトップに立つグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)とシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)と11勝3敗で並ぶために、この試合で勝利を必要としていた。(c)AFP