■フェデラー、ウィンブルドンで痛恨の敗北

 今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)決勝でジョコビッチと対戦したフェデラーは、自身のサービスゲームで2本のチャンピオンシップポイントを握った。

 しかし、そこから失速。勝てばグランドスラム通算21勝目となり、メジャー大会の優勝回数ではジョコビッチに6回、ナダルに3回の差をつけるはずだったが、代わりに5時間近い死闘を制したジョコビッチにグランドスラム通算16勝目を献上し、その2か月後にはナダルが同19勝目を記録。38歳のベテランは、「素晴らしく大きな機会を逃した」と悔やんだ。

■セレーナがコート氏の記録まで足踏み

 38歳のセレーナは、マーガレット・コート(Margaret Court)氏が樹立したグランドスラムのシングルス歴代最多通算24勝目に並ぶ機会を逃し続けている。

 今年はウィンブルドンと全米オープンで決勝まで進出したものの、ウィンブルドンではシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を相手に4ゲームしか奪えず、全米オープンでもアンドレスクにストレートで敗北。前年もこの2大会では決勝で敗れており、セレーナは重圧を感じているようにもみえる。

 全米オープンで敗れた後、セレーナはコート氏の記録を追求する話題について一蹴し、「必ずしも記録を追いかけているわけではない。ただ、グランドスラムで勝利を目指しているだけ」とすると、「確かにフラストレーションを感じている。だけど、大切なのはまだ自分がここにいるということ。今も自分にできるプレーを示せている」と語った。

■今年最大のカムバック

 元世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、1月に開催された全豪オープンの記者会見でこれが最後の大会になるかもしれないと涙ながらに語った。

 しかし、スコットランド出身の32歳は、それから股関節置換手術を受けてコートに復帰し、10月のヨーロピアン・オープン(European Open 2019)決勝では、同じベテラン選手のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を破った。

 マレーは優勝後のインタビューで、「大きな意味がある」「この数年間は本当に厳しいものだった…。ここまで来られるとは全く予想していなかったから、とてもうれしい」と語った。

■スター誕生

 15歳のコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)は、ウィンブルドンの女子シングルスで史上最年少の予選通過者となり、当時世界ランク313位の劣勢を覆して、1回戦では通算5度の大会制覇を誇るヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)にストレート勝ちの番狂わせを演じた。

「勝利は夢だった。それがかなった」と話したガウフのウィンブルドンでの快進撃は、最終的にハレプとの4回戦で終了。その後も全米オープンで3回戦まで進出し、10月のオーストリア・レディース・リンツ(Upper Austria Ladies Linz 2019)では、ラッキールーザーとして本戦に出場して初タイトルを獲得した。

 2018年シーズン終盤は世界ランク800位台だったガウフだが、2020年シーズンは同68位で臨むことになる。(c)AFP/John WEAVER