【12月17日 AFP】オランダ・エールディビジのPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)は16日、前週末の試合でライバルのフェイエノールト(Feyenoord)に1-3で敗れるなど不振が続いていることを受け、マルク・ファン・ボメル(Mark Van Bommel)監督を解任したと発表した。

 公式戦の直近12試合でわずか2勝しか挙げられていないPSVは、リーグ戦でアヤックス(Ajax)とAZアルクマール(AZ Alkmaar)に10ポイント差をつけられている。

 PSVは発表の中で「この決定は思わしくない結果が続いていることに起因するもの」と述べており、チームのゼネラルマネジャー(GM)を務めるトーン・ヘルブランズ(Toon Gerbrands)氏も「(チームは)失速しており、PSVにふさわしくない結果」と続けた。

 オランダ代表の一員として、W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の準優勝に貢献したファン・ボメル監督は、今季がPSVでの2シーズン目だった。

 昨シーズンは、リーグ優勝したアヤックスに3ポイント及ばず2位でのフィニッシュとなったが、今季は7月に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の予備予選で敗退し、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)でもグループステージで姿を消すことになった。

 PSVはまた、ファン・ボメル監督のアドバイザーを務めていたベルト・ファン・マルワイク(Bert van Marwijk)氏がチームを離れることも認めており、アカデミーの責任者を務めていたエルネスト・ファベル(Ernest Faber)氏が今シーズン終了まで暫定指揮官を務めると発表している。(c)AFP