【12月18日 AFP】まだ降雪量の少ない12月のセルビア南部で、農家のアレクサンダル・タニッチ(Aleksandar Tanic)さんは、口から火が出そうなほど辛いトウガラシの収穫を行っている。元電気技師のタニッチさんは1年前、ギネス世界記録(Guinness World Records)に登録された世界一辛い「キャロライナ・リーパー」をはじめとするトウガラシの栽培を始めた。

 米サウスカロライナ州で最初に栽培されたキャロライナ・リーパーは、辛み成分カプサイシンの測定単位「スコビル値」が平均160万に上る。

 タニッチさんは「非常に興味深いことに、トウガラシはハチや風を介して受粉し、新種も誕生しやすい。だが、新種として定着するまでしばらくかかるため、実際にどのくらい辛いのか今のところ正確にはわからない」と話している。映像は3日撮影。(c)AFP