【12月17日 AFP】フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)は16日、一部の過激サポーターが試合中に大量の花火を打ち上げたとして、サンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)にホームのリーグ戦を無観客で行うよう暫定的に命じた。

 LFPはコメント文を発表し、15日に行われたパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)戦で「大量に使用された花火」に関する詳細な調査結果を待つ間、ファンがサンテティエンヌの試合を観戦することを禁止すると述べた。調査時期に関しては明らかにされていない。

 ウインターブレークを前に、サンテティエンヌのリーグ戦は敵地で行われるストラスブール(RC Strasbourg)戦の1試合が残されており、次のホームゲームは来年1月11日のナント(FC Nantes)戦となっている。また、18日のリーグ杯(French League Cup)でニーム・オリンピック(Nimes Olympique)に勝利すれば、同1月7日か8日にホームで準々決勝を戦う可能性がある。

 今回の行為の目的は、サンテティエンヌの過激派サポーターグループ「L'Avant-Garde」の創立20周年の祝福で、問題の画像はネット上などですぐさま拡散。PSGの指揮を執るトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、「まるで大みそかのようだった」と語った。

 同様の問題行為に関しては、14日にフランスサッカー連盟(FFF)のノエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長がリーグ側とクラブに対してより厳しい対応を要求していたことから、サンテティエンヌを率いるクロード・プエル(Claude Puel)監督は、処分の可能性に懸念を示している。(c)AFP