【12月17日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が16日、スイス・ニヨン(Nyon)で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はクラブ・ブルージュ(Club Brugge)と、不振のアーセナル(Arsenal)はオリンピアコス(Olympiacos)と対戦することになった。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が率いていた2016-17シーズンに同大会を制しているユナイテッドは、来年2月20日に敵地での第1戦に臨み、その翌週には本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で第2戦を行う。

 ユナイテッドのアンバサダーを務める朴智星(Park Ji-sung、パク・チソン)氏は、英BTスポーツ(BT Sport)に対し「このステージになると楽な相手はいないが、チームは好調だし、良い結果を残してくれることを願う」「特に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権が与えられるから、(この大会が)いかに有益であるかをチームも理解している」とコメントした。

 一方、ウナイ・エメリ(Unai Emery)前監督を解任したアーセナルは、イングランド・プレミアリーグでは10位に沈んでいるが、ヨーロッパリーグではグループステージを首位で通過している。

 アーセナルのクラブ事務局長を務めるデビッド・マイルズ(David Miles)氏は、「残念ながらプレミアリーグではあまりうまくいっていないから、この大会が来シーズンのチャンピオンズリーグ出場に向けた道筋になり得る。だから、優先度の高い大会の一つになると確信している」と語った。

 チャンピオンズリーグのグループステージで敗退したアヤックス(Ajax)とインテル(Inter Milan)は、それぞれヘタフェ(Getafe CF)とPFCルドゴレツ・ラズグラド(PFC Ludogorets Razgrad)と対戦する。

 チャンピオンズリーグのグループステージでFCバルセロナ(FC Barcelona)とボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を下回り、ヨーロッパリーグの32強に回ったインテルは、昨シーズンのチャンピオンズリーグで4強入りを果たしたアヤックスと並ぶ優勝候補の一角だ。

 またセルティック(Celtic)はFCコペンハーゲン(FC Copenhagen)と、グラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)はSCブラガ(SC Braga)と、セビージャFC(Sevilla FC)はCFRクルージュ(CFR Cluj)と、RCDエスパニョール(RCD Espanyol)はウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)とそれぞれ顔を合わせる。(c)AFP