【12月16日 AFP】(更新)サッカーの英イングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)に所属するメスト・エジル(Mesut Ozil)選手(31)が、中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)での中国当局によるウイグル人の処遇を批判したことを受け、中国政府は16日、同選手が「フェイクニュースに欺かれている」と述べ、同地を訪れて自らの目で見てみるよう呼び掛けた。

 中国外務省の耿爽(Geng Shuang)副報道局長は、エジル選手の「見解は偽りの意見に影響されていた」と評し、「新疆へ行って見てもらえたらうれしい」と述べた。

 トルコ系ドイツ人のエジル選手は13日、同自治区における中国政府のウイグル人弾圧を非難するコメントをツイッター(Twitter)に投稿し、この問題でイスラム教諸国が声を上げていないことを批判した。

 耿氏はエジル選手について「常識があるのなら、善悪をはっきり区別できるだろうし、客観性と公平性の原則を守るなら、別の新疆が見えるだろう」と話した。

 さらに「新疆は政治的安定、経済成長、国民の結束、社会の調和を享受」しており、「住民は平穏かつ満足して暮らし、働いている」と言い添えた。

 国営の中国中央テレビ(CCTV)は15日、生中継する予定だったアーセナル対マンチェスター・シティ(Manchester City)の試合の放送を中止した。

 共産党機関紙系の環球時報(Global Times)は16日、エジル選手の批判はアーセナルにとって「深刻な影響」を及ぼすだろうと警告。これに対しチームは、同選手のコメントからは距離を置いている。(c)AFP