【12月16日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島で15日に発生したマグニチュード(M)6.8の地震で、16日までの死者数が3人に上った。救助隊は重機や素手で、倒壊した建物内にいる生存者を捜索している。

 この地震で学校が損傷し、民家が倒壊した他、多くの負傷者が出た。一方で、10月に相次いで大きな地震に見舞われ、復興途中にあった大都市の大部分は被害を免れた。

 パダダ(Padada)では、救助隊ががれきの下敷きになった生存者を捜索しており、倒壊した商業施設から2人の遺体を収容した。隣町では民家が倒壊し、幼い子ども1人が死亡した。

 消防当局のフレッド・トラヘラス(Fred Trajeras)氏は報道陣に対し、崩壊した商業施設に「何人が残されているのか、まだ正確に特定できていない」と述べた。

 ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は地震発生時、同島ダバオ(Davao)にいたが無事だった。(c)AFP/Ferdh Cabrera