現代社会の負と闘う世界の10代、銃規制から地球温暖化まで【再掲】
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【12月24日 AFP】米国で銃規制厳格化の運動を率いるデービッド・ホッグ(David Hogg)さん(18)や、欧州で地球温暖化と闘うグレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(16)。彼らはまだ10代だが、明確なメッセージと力強い取り組みで世界的な支持を得ており、驚くべき反骨精神を持つこの世代の象徴ともいうべき存在だ。(※この記事は、2019年4月15日に配信されました)
ホッグさんは、2018年2月14日に米フロリダ州パークランド(Parkland)の高校で17人の犠牲者を出した銃乱射事件を受け、同校の生徒らが立ち上げた運動「命のための行進(March for Our Lives)」のリーダーを務める。銃規制の厳格化を求めたこのデモは全米規模で行われ、100万人単位の若者たちが参加した。
一方、実年齢よりもさらに若く見えるスウェーデン人のトゥンベリさんは、地球温暖化に立ち向かう欧州の顔となり、大勢の若者たちが街頭デモに参加するきっかけをつくった。
彼女は目下、今年のノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)の有力候補と取りざたされている。もしも受賞すれば、2014年に17歳で受賞したパキスタン出身のマララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)さんを抜いて史上最年少となる。マララさんは少女や女性が教育を受ける権利を訴え、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)から銃撃された後も活動を続けた。