【12月16日 AFP】19-20イタリア・セリエAは15日、第16節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の2ゴールなどでウディネーゼ(Udinese)を3-1で下し、勝ち点で首位インテル(Inter Milan)に並んだ。

 王者ユベントスは前節、ラツィオ(SS Lazio)に敗れ今季初黒星を喫していたが、この日はロナウドが前半に2得点をマーク。直近4試合でこれが5ゴール目となったロナウドは、「自分たちはきょうのように自信を持ったプレーを見せなければならない」とコメントした。

 9分、こぼれ球を押し込んでチームに先制点をもたらしたロナウドは、ゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)のパスに抜け出し37分に追加点を奪うと、前半終了間際にはレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)にもゴールが生まれた。

 一方のインテルはアウェーでフィオレンティーナ(Fiorentina)と1-1のドロー。ボルハ・バレロ(Borja Valero)が8分に先制点を挙げるも、後半アディショナルタイム2分にドゥシャン・ブラホビッチ(Dusan Vlahovic)に失点を喫した。

 この結果、インテルとユベントスは16試合を終えて39ポイントで並んだが、得失点差でインテルが首位に立っている。

 前節ASローマ(AS Roma)と1ポイントを分け合ったインテルは、セリエAで2試合連続のドローとなり、10日にも欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)でFCバルセロナ(FC Barcelona)に敗れ敗退が決まっていた。

 インテルのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、「見合った結果が得られなかったのはこれが3試合目」とコメントした。「たくさん訪れたチャンスをうまく生かせなかった」「疲労の代償を払わされているのかもしれない。21日間で7試合を行っていて、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)とラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)は出ずっぱりだ」

 他の試合では、後半に3ゴールを奪ったローマが最下位のSPALに3-1で勝利し、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権が与えられる4位に浮上。16日に5位カリアリ(Cagliari Calcio)との対戦を控えている3位ラツィオにあと1ポイントと迫っている。

 ACミラン(AC Milan)はホームでサッスオーロ(US Sassuolo)とスコアレスドローに終わり、クラブ創立120周年を良い形で飾ることができなかった。(c)AFP/Emmeline MOORE