【12月16日 AFP】米大リーグ(MLB)、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)のマディソン・バムガーナー(Madison Bumgarner)投手が、5年総額8500万ドル(約93億円)の契約でアリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)に加入すると、15日に複数の米国メディアが報じた。

 2010年に頭角を現した30歳のバムガーナーは、ジャイアンツ一筋の11年のキャリアでワールドシリーズ制覇を3度経験。MLBで最も安定感のある投手の一人として評価される左腕は2010年以降、285試合に先発して防御率3.14、119勝92敗という成績を残している。

 2019年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になり、ダイヤモンドバックス行きが決定的になる前には、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)への電撃移籍もうわさされていた。

 同日には、サイ・ヤング賞(Cy Young Award)に2度輝いているクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)のコーリー・クルーバー(Corey Kluber)投手が、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)にトレード移籍することが決まった。

 33歳のクルーバーは、デライノ・デシールズ(Delino DeShields)外野手とリリーフ投手のエマニュエル・クラセ(Emmanuel Clase)とトレードされることになった。

 2014年と2017年にア・リーグのサイ・ヤング賞に輝いているクルーバーは、5月1日に行われた試合で打球が当たって右腕を骨折。コンディションを戻して8月には復帰間近だったが、結局は脇腹を痛めてそのままシーズン終了となり、今季は大半を棒に振った。

 クルーバーはキャリア通算で防御率3.16、98勝58敗という成績をマークしている。(c)AFP