フィリピン南部でM6.8の地震、子ども1人死亡
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【12月15日 AFP】(更新、写真追加)フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島で15日、マグニチュード(M)6.8の地震が発生し、子ども1人が死亡した。
震源は主要都市ダバオ(Davao)から約90キロの距離。警察当局によれば、震源付近にある商業施設が激しく損壊し、救助活動が開始された。
地元警察はAFPの取材に対し、「われわれの庁舎は壁にひびが入り、階段が崩壊したのでもう使用できない」と述べるとともに、少なくとも24人が病院に搬送され、捜索活動が続けられていると説明した。
また警察当局によると、近隣の地区でさらに13人が負傷したと報告されており、さらに建物の倒壊により子ども1人が死亡したという。
米地質調査所(USGS)によると、今回の地震による津波の恐れはない。
ミンダナオ島のほぼ同じ地域では、10月にもM6.0を超える地震が3度発生。数十人が死亡し、建物が激しく損傷する被害が出ていた。(c)AFP