【12月15日 AFP】ボリビアのヘアニネ・アニェス(Jeanine Anez)暫定大統領は14日、隣国アルゼンチンに亡命したエボ・モラレス(Evo Morales)前大統領に対する逮捕状が近く出されると明らかにした。

 モラレス氏はボリビア初の先住民大統領として約14年間政権を率いたが、10月に行われた大統領選での不正操作疑惑を米州機構(OAS)の選挙監視団が指摘。激しい抗議デモは数週間におよび、軍の支持も失ったモラレス氏はメキシコに亡命したが、アルゼンチンに新たに誕生したアルベルト・フェルナンデス(Alberto Fernandez)大統領の左派政権が同氏の亡命を受け入れたため、12日にアルゼンチンに再亡命した。

 モラレス氏について、アニェス氏は記者会見で「2、3日中に逮捕状が出される」と述べ、扇動とテロリズムの容疑で同氏に対する捜査が行われると付け加えた。また、モラレス氏がボリビアに帰国した場合、「法の下で未解決なままの訴因について、国に対し答える義務があることを彼は知っている」と述べた。(c)AFP