【12月15日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)などでプレーし、この冬のイタリア復帰がうわさされるズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)について、かつてミランのオーナーも務めたシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)元首相が、現在自身が所有する3部のクラブに来ないかと話している。

 ミラノで党首を務めるフォルツァ・イタリア(Forza Italia)のイベントに出席した83歳のメディア王は、報道陣に対して「イブラヒモビッチがミランに? 私としてはSSモンツァ(SS Monza 1912)に来てほしい」と自身が所有するセリエC(3部)のクラブの名前を挙げた。

 ベルルスコーニ氏は、ミランのオーナー時代の2010年夏にイブラヒモビッチを獲得。2017年には30年間で欧州制覇7回、リーグ優勝18回を記録したクラブの経営権を総額7億4000万ユーロ(約900億円)で中国人実業家へ譲り渡したが、翌年9月にモンツァを約300万ユーロ(約3億6500万円)で買収した。モンツァは現在、セリエCで首位に立っている。

 ミランやナポリ(SSC Napoli)、ASローマ(AS Roma)、ボローニャ(Bologna FC)などがイブラヒモビッチの獲得に興味を示しているとされている。(c)AFP