【12月15日 Xinhua News】中国上海市にこのほど到着した日本の唐招提寺の貴重な文化財が、17日から上海博物館で開かれる「滄海の虹:唐招提寺鑑真文物・東山魁夷障壁画展(日本語名:鑑真(がんじん)和上と唐招提寺東山魁夷作品展)」で公開される。中日の協力で開催される同展の会期は来年2月16日まで。

 展示会の開催準備が進み、上海博物館の2階展示室には、唐招提寺を開基した鑑真和上の像を安置する「御影堂」が再現された。

 海外での初展示となる「金亀舎利塔」は展示室の中央に置かれる。金亀舎利塔には10粒の舎利が入った瑠璃瓶が内蔵されている。日本側スタッフによると、この国宝は通常、唐招提寺でも公開されることは少ないという。

 同博物館の関係者は、今年は中日文化交流協定締結40周年に当たり、中日双方が手を携えて唐招提寺の文化財の大型展示を開催することで、歴史を振り返ると同時に、中日文化交流に貢献してきた先人たちに共に敬意を表すと語った。(c)Xinhua News/AFPBB News