【12月15日 AFP】19-20イタリア・セリエAは14日、第16節が行われ、ナポリ(SSC Napoli)は後半アディショナルタイムの失点でパルマ(Parma Calcio)に1-2で敗戦。ジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)新監督は初陣を勝利で飾ることができず、昨季2位のチームのリーグ戦未勝利は8試合に伸びた。

 ナポリは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)でKRCヘンク(KRC Genk)に4-0で勝利し、16強入りを決めた後、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)前監督を解任したが、新指揮官の初戦は順位を8位に落とし、さらに15日に試合を控える首位インテル(Inter Milan)との勝ち点17差も詰められないという、最悪の結果に終わった。

 ナポリの本拠地サン・パオロ・スタジアム(San Paolo Stadium)で行われた試合は、強風で会場の屋根が破損したため遅れてキックオフとなった。

 その中で、開始わずか4分でパルマのデヤン・クルゼフスキ(Dejan Kulusevski)に先制を許したナポリは、64分にアルカディウシュ・ミリク(Arkadiusz Milik)のゴールで同点に追いついたが、迎えた後半アディショナルタイム3分、ジェルヴィーニョ(Gervinho)に決勝点を浴びた。

 ガットゥーゾ新監督は「このチームは精神的に苦しんでいる」「(リーグで)50日以上も勝てていない事実が影響している」「最初の10分はその状況を映している。厳しい状態なのは、ファンの口笛からも分かる通りだ。課題は多い」とコメントした。(c)AFP/Emmeline MOORE