【12月15日 AFP】19クラブW杯(2019 FIFA Club World Cup)は14日、準々決勝が行われ、モンテレイ(CF Monterrey、メキシコ)はアル・サード(Al-Sadd、カタール)を3-2で下し、欧州王者リバプール(Liverpool FC、イングランド)との準決勝に駒を進めた。

 モンテレイは23分、レオネル・バンジョーニ(Leonel Vangioni)が約27メートルの距離から放った見事なシュートがポストに当たってゴールに吸い込まれ、先制した。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)で活躍したシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督が率いるアル・サードは、その後キャプテンのガビ(Gabi)のバックパスをロヘリオ・フネス・モリ(Rogelio Funes Mori)に奪われて追加点を許したが、66分にアルジェリア代表のバグダード・ブーンジャー(Baghdad Bounedjah)のヘディングで1点差に迫った。

 しかしモンテレイは77分、カルロス・ロドリゲス(Carlos Rodriguez)の強烈なシュートがバーを直撃してゴールインし再び2点差とした。アル・サードは終了間際にアブドゥルカリム・ハサン(Abdelkarim Hassan)の約23メートルのシュートが決まってわずかな望みをつないだが、モンテレイはこのまま逃げ切った。

 モンテレイは18日の準決勝で、現在イングランド・プレミアリーグで首位を独走するリバプールと戦う。

 17日に行われる準決勝のもう1試合は、アル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)とフラメンゴ(Flamengo、ブラジル)の対戦となった。

 途中出場した元フランス代表のFWバフェタンビ・ゴミス(Bafetimbi Gomis)が得点を記録したアル・ヒラルは、アフリカ王者のエスペランス(Esperance、チュニジア)を1-0で下し4強入りした。

 65分にグスタボ・クエジャール(Gustavo Cuellar)に代わりピッチに立った34歳のベテランは、その8分後にこの試合唯一の得点をマークした。フランスのサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)やオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)、イングランドのスウォンジー・シティ(Swansea City)などでプレーしたゴミスは、ゴール前で相手DFを手玉にとってゴール左隅にシュートを流し込んだ。

 アル・ヒラルはその後、モハメド・カンノ(Mohamed Kanno)が退場処分となり10人になったものの、1点を守った。(c)AFP