【12月15日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は14日、第15節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)がハットトリックを達成するなどヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)を6-1で下し復調の兆しを見せた。また、RBライプツィヒ(RB Leipzig)がフォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)に3-0で勝利し、暫定首位に立った。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)からローンで加入中のコウチーニョは、本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)での縦横無尽の活躍で3得点に加えて2アシストを記録。しかし、ライプツィヒが勝利したため勝ち点差6は変わらなかった。

 リーグ戦2連敗中だったバイエルンは、24分にミロット・ラシツァ(Milot Rashica)に先制点を許して悪夢がよぎったが、前半終了間際の3分間でコウチーニョとロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が立て続けに得点を決め、リードして前半を折り返した。

 後半猛攻に出たバイエルンは、コウチーニョの2得点に加え、レワンドフスキとトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)のゴールで4点を加えた。相手GKイリ・パブレンカ(Jiri Pavlenka)の頭上に浮かせたコウチーニョの2得点目は、自身の質の高さを証明する見事なゴールだった。

 ユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督率いるライプツィヒは、暫定ながらもボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)から首位の座を奪った。リーグ戦の連勝を6に伸ばしたライプツィヒは、15日にVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)と対戦するメンヘングラッドバッハに2ポイント差をつけている。

 また、好調ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、敵地でマインツ05(Mainz 05)に4-0で快勝し3位を維持した。

 マルコ・ロイス(Marco Reus)がペナルティーエリアの外から見事なボレーで今季敵地での初得点を記録したドルトムントは、後半にジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)、トルガン・アザール(Thorgan Hazard)、ニコ・シュルツ(Nico Schulz)が加点して快勝した。サンチョはこれで公式戦6試合連続ゴールとなり、シュルツは移籍後初得点となった。

 また、53分にウラジーミル・ダリダ(Vladimir Darida)が得点を決めたヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)は、1-0でSCフライブルク(SC Freiburg)を下し、ユルゲン・クリンスマン(Jurgen Klinsmann)監督の就任後初勝利を飾った。(c)AFP