【12月14日 AFP】2年に1度開催される米国選抜と世界選抜による男子ゴルフの対抗戦、第13回プレジデンツ・カップ(2019 The Presidents Cup)は14日、オーストラリア・メルボルンのロイヤルメルボルンGC(Royal Melbourne Golf Club、パー71)で3日目のフォアボール4試合が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods)が主将を務める米国選抜はジャスティン・トーマス(Justin Thomas)が再び本領を発揮して通算3ポイント目を記録したものの、チームメートが敗れて相手に大きく溝を開けられた。

 世界ランク4位で米ツアー通算11勝を誇るトーマスは、2日目までペアを組んでいたウッズが休養して午前中のフォアボールに出場せず、リッキー・ファウラー(Rickie Fowler)をパートナーに迎えた。後から打ったトーマスは2番、8番、11番、16番でリードを奪い、マーク・リーシュマン(Marc Leishman、オーストラリア)/李昊桐(Haotong Li、中国)組を3アンド2で退けた。

 しかし、米国選抜はこれが唯一の勝利となり、1998年大会以来の勝利を目指すアーニー・エルス(Ernie Els、南アフリカ)率いる世界選抜が2勝1敗1分けとした。

 前日のフォアサムでリーシュマンとアブラハム・アンセル(Abraham Ancer、メキシコ)のペアに完敗しながらも、ウッズから信頼を寄せられて試合に臨んだパトリック・リード(Patrick Reed)/ウェブ・シンプソン(Webb Simpson)組だったが、アイアンがさえ渡った松山英樹(Hideki Matsuyama)/潘政琮(Pan CT、パン・チェンツェン、台湾)組に再び苦戦を強いられた。

 リードとシンプソンは最初の2ホールを落とすと、潘が6番でイーグルを記録するなどパターが絶好調だった松山ペアに反撃する機会が一度もなく、ここまでで最も大差の5アンド3で敗北。午後のフォアサムと15日のシングルス12試合を前に、世界選抜が9-5の大量リードを築いた。

 大会は合計30ポイントで争われ、先に15.5ポイントを獲得したチームが勝者となる。(c)AFP