【12月14日 AFP】サッカーブラジル代表FWのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、古巣であるスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に対して未払いの給与を請求する新たな訴訟を起こしたことが、13日に関係者の情報で明らかになった。

 関係者がAFPに明かしたところでは「数週間前」に起こされたという訴訟について、スペインの日刊紙ムンド(El Mundo)は、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でプレーするネイマールが、2017年7月分の給与に関連して320万ユーロ(約3億8900万円)の支払いを求めていると伝えた。

 記事によると、ネイマールは2017年にバルセロナを退団してPSGに移籍した際に、同クラブが給与の一部を差し止めたと主張しているという。また、バルセロナに2021年まで残留する契約にサインしてから1年も経過しないうちに、当時の世界最高額となる移籍金2億2200万ユーロ(約270億円)でPSGに電撃的に加入した27歳は、バルセロナが「契約延長ボーナスの『賠償』として、最後の給与を支払わなかった」と訴えていると伝えられた。

 ネイマールはすでに、2021年までの契約延長の見返りとして2016年に合意した6440万ユーロ(約78億2900万円)をバルセロナに請求する訴訟も起こしていた。バルセロナの裁判所は9月、双方の言い分を聞いているが裁定は下していない。(c)AFP