【12月13日 時事通信社】旧日本軍による南京事件から82年を迎えた13日、中国江蘇省南京市の「大虐殺記念館」で追悼式典が開かれた。昨年に続き習近平国家主席は出席を見送り、改善が進む日中関係に配慮し、批判を抑えた式典となった。

 演説した黄坤明・共産党中央宣伝部長は「同胞30万人が殺りくされた。証拠は山のようにあり、改ざんの余地はない」と主張。一方で「世界が100年ぶりの変化を経験する中、中日関係も新時代に突入し、新たな発展の機会を迎えている」と述べ、一層の友好協力推進を呼び掛けた。

 24日には四川省成都で、安倍晋三首相と李克強首相、文在寅大統領が出席し、日中韓首脳会談が開かれる予定。また、来春には習主席が国賓として訪日する方向で調整が進んでおり、「今年はさらに前向きなメッセージが示された」(江蘇省関係者)との見方が出ている。(c)時事通信社