【12月13日 AFP】2年に1度開催される米国選抜と世界選抜による男子ゴルフの対抗戦、第13回プレジデンツ・カップ(2019 The Presidents Cup)は13日、オーストラリア・メルボルンのロイヤルメルボルンGC(Royal Melbourne Golf Club、パー71)で2日目のフォアサム5試合が行われ、終盤に追い上げを見せたタイガー・ウッズ(Tiger Woods)率いる米国選抜が3.5-6.5と巻き返し、優勝争いに踏みとどまった。

 アーニー・エルス(Ernie Els、南アフリカ)が主将を務める世界選抜は、初日のフォアボール5試合で4-1とし、2005年以降では最高の出だしを見せて2日目を迎えていた。若手中心の世界選抜は1998年の第3回大会以来となる優勝に近づいたかに思われたが、米国選抜に点差を縮められている。

 米国選抜は全5試合で一時リードを許していたが、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas)とパトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)がともに18番で重要なパッティングを沈め、接戦を制した。主将兼任選手のウッズを中心に、チームは待望の勝利を喜んだ。

 初日、米国選抜に唯一の勝利をもたらし、これに元気をもらったウッズ/トーマス組はまたしても結果を残した。

 ウッズは1番のバーディーパットこそ決められなかったものの距離感をつかんでいき、5番を終えて松山英樹(Hideki Matsuyama)/安秉勲(An Byeong-hun、アン・ビョンフン)組を2アップでリードしたが、その後3ホールを連続で奪われ、8番までで1アップと逆転された。

 しかし大接戦となった終盤、トーマスが長く難しいパッティングを沈めると米国選抜がこの一戦に勝利。ウッズはガッツポーズを見せ、トーマスと抱き合った。(c)AFP/Martin PARRY