【12月13日 AFP】2024年パリ五輪の大会組織委員会は12日、追加競技として実施されるサーフィンの会場に、フランス領ポリネシア・タヒチ(Tahiti)島が選ばれたと発表した。仏南西部のビーチやブルターニュ(Brittany)を抑えて開催地となったこの島は、本国から約1万5700キロ離れているものの、夏季にはほぼ確実にサーフィンに適した波が期待できることが選定理由となった。

 サーフィン会場に決定したタヒチのチョーポー(Teahupoo)は、ワールド・サーフリーグ(WSL)の男子ワールドツアーが行われるなどビッグウエーブの名所の一つとなっている。タヒチサーフィン連盟(FTS)の会長は、「本当にうれしい驚きであると同時に、われわれの歴史が認識されることになる。つまり、ポリネシアがサーフィン発祥の地としての名誉を回復する機会となるだろう」と述べた。

 大会組織委員会によると、候補地となっていた他4会場の環境への影響やコスト面などで差異はなかったという。また、夏季のチョーポーはサーフィンにうってつけの波が期待できることが、フランス気象局(Meteo-France)の調査で示されており、タヒチは「競技面」でも推奨されたという。

 その一方で、チョーポーの波は危険すぎるために女子のワールドツアーが開催されていないことから、同地が選ばれたことは物議を醸している。大会組織委員会は、慎重にスケジュールを組むなどして、女子のサーフィン開催に向けての問題点を回避するとしている。

 組織委はまた、スケートボードや自転車BMXフリースタイル、ブレークダンス、3人制バスケットボール、そしてスポーツクライミングの「アーバン(都市型)」スポーツ5競技に関して、パリ中心部のコンコルド広場(Place de la Concorde)で開催することを承認している。(c)AFP