【12月13日 AFP】タイの首都バンコクを流れるチャオプラヤ(Chao Phraya)川で12日、ワチラロンコン(Maha Vajiralongkorn)国王(67)の戴冠を祝う最後の行事となる水上パレードが行われ、こぎ手2000人超を伴った52隻の船団が川を航行した。

 父であるプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)前国王が2016年に死去したことを受けて、ワチラロンコン国王は今年5月に戴冠していた。

 国王と4人目の妻であるスティダー王妃(Queen Suthida)が、「金の白鳥」と呼ばれる船で川を進むと、王室のシンボルカラーである黄色い服を身にまとい、川沿いに座った多くの人々が歓声を上げた。

 国王夫妻の横には、国王の3度目の結婚で生まれた14歳の王子が着席。別の船には、同じく先の結婚で生まれた王女2人の姿もあった。

 水上パレードは当初10月24日に予定されていたが、「川の状況や天候」の懸念があるとして、12月半ばに延期された。

 国王はその数日後、配偶者だったシニーナート・ウォンワチラーパック(Sineenat Wongvajirapakdi)さん(34)について、国王への「不実」と、スティダー王妃の即位に反発する行動を取ったとしてあらゆる称号を剥奪した。(c)AFP