【12月14日 CNS】中国・福建省(Fujian)厦門市(アモイ、Xiamen)で3日間開催された「第3回海峡両岸チャイナドレス文化祭・世界に届く中華の服装の祭典」が8日、閉幕した。中国と台湾から約500人の愛好家が集い、ファッショナブルな交流が行われ、舞台ではチャイナドレスの優美なショーが繰り広げられた。

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 表彰式では、美女たちが華麗なチャイナドレスに身を包み、美しくあでやかな姿を披露した。若いモデル以外に、中年や老年の参加者も舞台に上がっていた。

「チャイナドレスは年齢にこだわらない」「若い人はフレッシュで華麗な、一定の年齢の人はさらに趣のある装いで、チャイナドレスの高貴で優雅な姿を表現してほしい」。厦門市チャイナドレス文化協会の韓淑芹(Han Shuqin)会長は、さまざまな年齢層の人たちがそれぞれ自身に似合ったチャイナドレスを着てほしいと語った。

 台湾中華チャイナドレス文化推進協会の第8期理事長王月要(Wang Yueyao)さんもこれと全く同じ考えだ。中台両岸の業界関係者の努力で、チャイナドレスの文化が生活の中に溶け込み、家々にチャイナドレスが浸透することを期待している。

 今回のチャイナドレスデザイン大会の評定委員を務め、台湾から大陸に来て27年間婚礼衣装デザインの発展に努めた高級デザイナー蔡美月(Cai Meiyue)さんは「チャイナドレスのデザインは、伝統文化と民族的風格や特色を取り込むと同時に、実用性を重視しなければならない。それで初めて市場へのより良い展開ができる」と語る。

 伝統文化が重視されるに伴い、チャイナドレスは徐々に復興し、世界各地に普及し始めた。今回出席した著名なファッションデザイナー計文波(Ji Wenbo)さんは、現代のチャイナドレスはファッションの要素との融合と同時に、相応のスタンダードを定める必要があると述べた。

 厦門国際ファッションウィーク組織委員会、厦門国際ファッション連合会、厦門市チャイナドレス文化協会の3団体が共同主催した今回の文化祭では、「ファッション」「イノベーション」「伝承」「発揚」の四つのテーマで、「チャイナドレス異業種合同フォーラム」「星光レッドカーペット表彰式典」「チャイナドレスデザイン大会」などのイベントが行われ、文化伝承とファッションのイノベーションの祭典となった。(c)CNS/JCM/AFPBB News