【12月11日 AFP】米ニューヨーク市郊外で10日、数時間にわたる銃撃戦が発生し、警察官1人と容疑者2人、民間人3人の計6人が死亡、警察官2人が負傷した。地元当局が明らかにした。

 現場はニュージャージー州ジャージーシティー(Jersey City)。地元警察によると、銃撃戦は昼ごろに墓地で始まり、食料品店の中で終わった。

 銃撃のはっきりした原因は不明。食料品店の中で容疑者2人を含む5人の遺体が見つかった。銃撃戦は「非常に広範囲」にわたり、少なくとも3か所で行われた。

 警察によれば、容疑者の「動きは素早く、4時間にわたって銃撃に及んだ」。ニュージャージー州とニューヨーク州から小銃で武装しオリーブグリーンの戦闘服とヘルメットを身に着けた特殊部隊を含む警察官数百人が出動した。

  米テレビ局NBCは大量の銃弾が撃たれたと報じた。報道によると、銃撃戦のきっかけは、殺人事件を捜査中の警察官が、墓地で容疑者に近づいたことだったという。この警察官が最初の犠牲者となった。容疑者はその後、食料品店に立てこもって銃撃を続けたという。

 映像は米CBSテレビが10日撮影・提供。(c)AFP