【12月11日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)が、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)からフリーエージェント(FA)となっていた先発右腕ゲリット・コール(Gerrit Cole)と、MLBの投手史上最高額を更新する9年3億2400万ドル(約352億円)で契約を結んだと米メディアが10日に報じた。

 まだ球団から正式発表はないが、Yahoo!スポーツ(Yahoo! Sports)やUSAトゥデー(USA Today)、MLBの公式サイトが、米カリフォルニア州サンディエゴ(San Diego)で行われているウインターミーティングの出席者の言葉として、契約がまとまったと報じている。

 現在29歳のコールはアストロズの主戦投手で、今オフのFA最大の目玉だった。今季マークした326奪三振はこの17年で最も多い数字で、アストロズでは通算35勝10敗、防御率2.68の成績を残している。

 前日には、アストロズを破ってワールドシリーズを制覇し、FAとなっていたワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)のスティーブン・ストラスバーグ(Stephen Strasburg)が、投手としてはMLB史上最高の7年総額2億4500万ドル(約266億円)でナショナルズ残留を決めていたが、わずか1日で記録を更新する大型契約が成立した。(c)AFP