目指すはエトワール、パリ・オペラ座バレエ団で活躍する外国人ダンサーたち
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■ビアンカ・スクダモア(Bianca Scudamore)さん(19) オーストラリア
スクダモアさんは現在、パリ・オペラ座バレエ団の最高位「エトワール(プリンシパルダンサー)」の2階級下のダンサー「スジェ」だ。
故郷ブリスベン(Brisbane)で3歳からダンスを始め、13歳の時にロイヤル・アカデミー・オブ・ダンス(Royal Academy of Dance)で英国スタイルのクラシックバレエを習い始めた。
14歳の時に、パリ・オペラ座バレエ学校の入学試験に合格。だが、フランスのバレエの伝統的なスタイルは故郷で習ったものとは大きく違い、慣れるのに苦労した。足の動きはずっと速くて難しく、頭や肩の使い方も違った。
バレエ以外でも苦労した。「初めの頃はとても大変だった。家族とのつながりがとても強かったから」「1年間、ほぼ毎晩泣いていた。でも、続けられたのはバレエがあったから。気分が落ち込んだ時もバレエが励みになった」と話す。
今ではパリが居心地よく感じられるといい、また、インスタグラム(Instagram)に1万6000人のフォロワーがいるなど、ソーシャルメディアで大きな存在感を示している。
「ビデオを見ていろいろなアイデアを入手している。誰かのまねはしたくない。ダンスというのは、内面から感じるべきものだから」