【12月11日 AFP】ラグビーオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)の新指揮官に、スティーブ・ハンセン(Steve Hansen)前ヘッドコーチ(HC)の下でアシスタントを務めたイアン・フォスター(Ian Foster)氏が就任することが決まった。ニュージーランドラグビー協会(NZR)が11日に発表した。

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 54歳のフォスター氏は、ハンセン前HCも推していた有力候補で、クルセイダーズ(Crusaders)でスーパーラグビー(Super Rugby)3連覇を達成したスコット・ロバートソン(Scott Robertson)HCらライバルを退け、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で優勝を逃したチームの立て直しを任されることになった。

 協会はフォスター氏が「新鮮なエネルギー」を吹き込むことに期待しており、ブラント・インペイ(Brent Impey)会長は「彼は世界一流の国際経験を代表にもたらすはずだ。また信じられないほど強力なコーチングチームを有しているし、素晴らしい仕事をしてくれるだろうと考えた」とコメントした。

 2年間の契約を結んだフォスター氏は、ラグビー界最大の憧れの仕事に就いたことについて、「今回の機会をもらえたことを、本当に恵まれていると感じるし、光栄に思う。驚くべきレガシーの新たな段階へ、チームを進める日が待ちきれない」とコメントした。(c)AFP