【12月10日 AFP】先週行われたヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)対サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)の試合で、ジェームズ・ハーデン(James Harden)のダンクシュートが認められなかったことにロケッツが異議を申し立てていた問題で、米プロバスケットボール協会(NBA)は9日、ロケッツの訴えを却下した。

【写真】ひげが長くないころのジェームズ・ハーデン

 3日に行われた問題の試合では、第4クオーターにハーデンがたたき込んだダンクシュートが判定ミスでカウントされず、ロケッツが不服を申し立てていた。審判団は後に誤りを認めたものの、このミスが致命的となったロケッツは、ダブルオーバータイムの末にスパーズに133-135で勝利をさらわれてしまった。

 ロケッツはリーグ側に対し、判定ミスがあった直前の第4クオーター残り7分50秒からプレーのやり直しを要求。NBAのアダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーは、問題の場面でヘッドコーチ(HC)のチャレンジを認めなかったとし、ルールの適用に誤りがあったという認識を示した。

 その一方で9日に発表されたコメント文では、ロケッツには「第4クオーターの残り時間と2度にわたる延長戦の間に、このミスから生じた不利な状況を挽回する十分な時間」があり、「ゆえに異議申し立てを認める超法規的な救済措置は認められない」との見解が示された。

 さらにリーグ側は、コーチのチャレンジ権に関するルールの適用を誤った審判3人を処分したと補足。詳しい処罰の内容については明らかにされなかった。(c)AFP