【12月10日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは9日、第16節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は先制されながらも後半の9分間に3ゴールを奪ってウェストハム(West Ham)を3-1で下し、公式戦10試合ぶりの白星を挙げた。

 ここ42年間で最も勝利から遠ざかっていたアーセナルは、ウェストハムに先制点を許し0-1で後半に折り返すと、フレドリク・リュングベリ(Fredrik Ljungberg)暫定監督にとってまたしてもつらい夜が訪れるかに思われた。

 しかし、ガブリエウ・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)のプレミア初ゴールで1点を返したアーセナルは突如活気づき、さらにはニコラ・ペペ(Nicolas Pepe)がカーブのかかった華麗な逆転弾をマーク。

 ペペはその後、勝利を決定づけるピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)の3点目をお膳立てするなど、ついに7200万ポンド(約103億円)というクラブ最高額の移籍金に見合ったパフォーマンスを披露した。

 リュングベリ暫定監督は「選手たちにとって非常に大きな意味を持つ。彼らには計り知れないプレッシャーがかかっており、それはプレーからも見て取れる」とコメントした。

「ここ最近、選手たちがやや意気消沈しているのは目に見えたが、控室に入ると安堵(あんど)し、とても喜んでいるのが分かった」

 これでアーセナルはプレミアリーグで9位に浮上し、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権が与えられる4位につけるチェルシー(Chelsea)との勝ち点差を7にまで縮めた。(c)AFP/Kieran CANNING