【12月9日 AFP】イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)は8日、前日に行われた本拠地でのチェルシー(Chelsea)戦で、同性愛を侮辱するチャントがあったという報告について、調査を始めたことを明かした。

 グディソン・パーク(Goodison Park)での一戦については、エバートンのサポーターからチェルシーのサポーターへ向けた差別的なチャントがあったとされている。問題は、スポーツ界のゲイやレズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーの人たちを支援する「レインボーレース(Rainbow Laces)」活動を、リーグを挙げて応援していた週に起こった。

 これを受けてエバートンは、「反差別団体『Kick It Out』と連携して調査を開始した」ことを発表した。

「両クラブおよびKick It Outは、ホームの観客の一部からチェルシーファンへ向けて同性愛を侮辱するチャントがあったという報告を受けている」

「われわれのスタジアムやクラブ、コミュニティー、スポーツに同性愛嫌悪を持ち込むことは許されない。そうした行為を強く非難し、マージーサイド警察(Merseyside Police)とも協力しながら徹底調査を行っていく」 (c)AFP