【12月9日 AFP】フィンランドの社会民主党は8日、先週辞任したアンティ・リンネ(Antti Rinne)前首相の後任を決める投票を行い、元運輸・通信相のサンナ・マリン(Sanna Marin)氏(34)が当選した。同国史上で最年少の首相となる。

 リンネ氏は3日、郵政改革案を受けて繰り広げられた大規模なストライキへの対応をめぐり、連立与党の中央党から不信任を突きつけられ辞任した。

 わずかな差で勝利したマリン氏は8日夜、報道陣から年齢に関する質問を受け、「信頼を取り戻すためにすることが山ほどある」とし、「自分の年齢や性別について考えたことはない。私が政界入りした理由と、私たちが有権者の信頼を勝ち取った事柄について考えている」と述べた。

 マリン氏はまた、ウクライナのオレクシー・ホンチャルク(Oleksiy Goncharuk)首相(35)を抜き、世界最年少の国家指導者となった。(c)AFP