【12月8日 AFP】インドの首都ニューデリー(New Delhi)で8日未明、工場火災が発生し、少なくとも43人が死亡した。警察当局が8日、AFPに明らかにした。死者数はさらに増加する恐れがあるという。

 火災が起きたのは旧市街のサダルバザール(Sadar Bazar)。狭い路地に小規模な工場や倉庫が数多く立ち並ぶ地区だ。

 ニューデリーの消防当局者はAFPに対して、「これまでに少なくとも50人が救助された」と明かし、「救出された人々は工場の作業員や労働者たちで、出火当時は4~5階建てのビル内で寝ていた」と説明した。

 警察当局の幹部は、さらに8人もしくは9人が搬送され、救助された人の総数は少なくとも58人としている。

 また地元警察はAFPに対し、火災による死者数が43人に跳ね上がり、さらに16人が地元の病院に入院していると説明。「消防局は救助活動を完了した。現場にはこれ以上遺体はない」と述べた。

 別の警察幹部はAFPに対し、犠牲者の多くは火災発生時に寝ていたために窒息死したと話している。(c)AFP