【12月8日 AFP】ボクシング、WBC世界ミドル級タイトルマッチが7日、米ニューヨークのバークレイズ・センター(Barclays Center)で行われ、王者ジャーモール・チャーロ(Jermall Charlo、米国)が7回TKOで挑戦者のデニス・ホーガン(Dennis Hogan、アイルランド)を退けて王座を防衛した。

 チャーロは4回にアッパーでダウンを奪うと、立ち上がったホーガンに直後の猛攻はしのがれたが、その後も攻勢をかけ続け、7回には左フックで2回目のダウンを奪取。28秒の時点でレフェリーがTKOを宣言した。

 6月のブランドン・アダムス(Brandon Adams)戦は判定勝ちだったチャーロは、これで戦績を30勝(22KO)無敗に伸ばした。試合後には「俺はただパンチを放っただけさ」「金のある場所にちゃんと当たるようにね」「言っただろ、30戦目はこういう試合になるって。そして実際にそうなった」とコメントしている。

 一方のホーガンは、2回目のダウンの場面ではロープに片手をかけながら後ろに倒れ込み、なんとか立ち上がったものの足元がふらついていたためレフェリーが試合を止めた。キャリア初のKO負けを喫し、戦績は28勝3敗1分けとなった。

 アンダーカードの初戦では、IBF世界スーパーバンタム級暫定タイトルマッチが行われ、岩佐亮佑(Ryosuke Iwasa)が11回TKOでマーロン・タパレス(Marlon Tapales、フィリピン)に勝利し、ベルトを獲得した。

 同級元王者の岩佐は、両者の頭がぶつかり合う中で3回にダウンを奪うと、11回には強烈な左で再びダウンを奪い、TKO勝ちを収めた。岩佐はこれで戦績を27勝(17KO)3敗としている。(c)AFP