【12月7日 AFP】ボクシングのアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)は6日、サウジアラビアで行われるWBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級王者アンディ・ルイス・ジュニア(Andy Ruiz Jr、米国)との再戦を控えた前日計量に臨み、体重が相手より20キロ以上も軽いことが分かった。

「砂丘の激突(Clash on the Dunes)」と銘打たれるなど高い注目を集めている7日の一戦に向け、体を絞ったジョシュアは、6月に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)で行われたルイス戦で失った3団体のタイトル奪還を目指している。

 前回の対戦では112.4キロだったジョシュアだが、リングでの機動性を向上させるために筋肉量を落とした。ボクサー人生で最大のファイトになるとみられる中で、前日計量では相手よりもはるかに軽い107.5キロを計測。対するルイスはメキシコのソンブレロをかぶって登場し、128.3キロで計量をクリアした。

 この一戦でジョシュアに懸かっているものは大きい。敗れればヘビー級の頂点に返り咲くまで長い道のりが待ち受けている一方、勝利を収めれば同階級で再び地位を確立し、WBC王者のデオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)か同胞のタイソン・フューリー(Tyson Fury)とのメガファイトへの扉が開かれることになる。

 一方、前回より体重が増えても挑戦者を迎え撃つ準備はできているというルイスは先日、「彼が減量し、あらゆる方向から攻め込んでくるつもりなのも分かっているが、そうならないようにするのが私の仕事」「自分の身に訪れるどんなことにも準備ができている」とコメントしていた。(c)AFP