【12月7日 AFP】19-20フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナルは6日、イタリア・トリノ(Turin)で女子シングル・ショートプログラム(SP)などが行われ、大会連覇を目指す紀平梨花(Rika Kihira)は70.71点の6位と出遅れた。ロシアのアリョーナ・コストルナヤ(Alena Kostornaia)が85.45点で自身の世界最高得点を更新し、首位に立った。

 17歳の紀平は、スウェーデン出身のギタリストであるウルフ・ワケニウス(Ulf Wakenius)の「ブレックファスト・イン・バグダッド(Breakfast in Baghdad)」に乗せた演技で、冒頭のトリプルアクセルでよろめいたのに続き、3回転フリップと3回転トーループのコンビネーションジャンプでも2本目を転倒してしまった。3回転ループはしっかり着氷したが、トップのコストルナヤを14.74点差で追いかける展開となった。

 一方、16歳のコストルナヤは、GPシリーズ第6戦のNHK杯(NHK Trophy 2019)で記録したSPの自己ベストを0.41点上回り、五輪金メダリストで世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2019)女王の同胞アリーナ・ザギトワ(Alina Zagitova)を79.60点の2位に抑えた。

 ロシア勢はアンナ・シェルバコワ(Anna Shcherbakova)が78.27点で3位につけ、7日のフリースケーティング(FS)を前に上位を独占。「4回転女王」の異名を持つ同国のアレクサンドラ・トゥルソワ(Alexandra Trusova)は冒頭のトリプルアクセルで転倒し、71.45点で5位発進となった。米国のブラディー・テネル(Bradie Tennell)は72.20点で4位につけている。

 ペアのFSでは、通算2度の世界選手権制覇を誇り、2018年平昌五輪では銀メダルを獲得した中国の隋文静(Wenjing Sui)/韓聰(Cong Han)組が大会初優勝。同胞の彭程(Cheng Peng)/金楊(Yang Jin)組が2位に入り、同国勢がワンツーフィニッシュを飾った。

 優勝ペアは韓にミスが出ながらも合計211.69点をマークし、2位に7.42点の大差をつけた。2位のペアは合計204.27点を記録し、SP5位から大きく巻き返した。ジュニアの世界選手権で優勝した実績を持つロシアのアナスタシヤ・ミーシア(Anastasia Mishina)/アレクサンドル・ガリアモフ(Aleksandr Galliamov)組が203.13点で3位に入った。

 アイスダンス・リズムダンス(RD)では、通算4度の世界選手権制覇を誇るフランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組が83.83点を記録し、後続とは僅差で辛くも首位発進した。

 前回覇者で米国のマディソン・ハベル(Madison Hubbell)/ザカリー・ダナヒュー(Zachary Donohue)組が82.72点で2位、同胞のマディソン・チョーク(Madison Chock)/エヴァン・ベイツ(Evan Bates)組が81.67点で3位に続いているが、5位までは3点差以内の大混戦となっている。(c)AFP