【12月6日 AFP】中国は6日、米国産の豚肉と大豆の輸入分の「一部」について、追加関税の対象から除外すると発表した。両国が貿易協議の部分的合意に向けて詰めの交渉を進める中、緊張緩和を示す動きとみられている。

  世界の二大経済大国の両国は、これまで1年以上激しい貿易戦争を繰り広げ、数千億ドル規模の製品を対象に、互いに追加関税を課してきた。

 両国が小規模な合意の締結を目指す中で、今回の歩み寄りの動きが見られた。米政府によるとこの合意には、米農産物の輸入量を増やすという中国側の約束が含まれているという。一方で、今月15日には米国が新たな制裁を発動する予定であり、制裁が発動されれば交渉に悪影響が及ぶという懸念の声も上がっている。(c)AFP/Poornima WEERASEKARA