【12月6日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、サクラメント・キングス(Sacramento Kings)のルーク・ウォルトン(Luke Walton)ヘッドコーチ(HC)から性的暴行を受けたとして、訴訟を起こしていた元スポーツ記者の女性が訴えを取り下げたことが分かった。

 原告のケリー・テナント(Kelli Tennant)さんは4月、ウォルトンHCがゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のアシスタントコーチを務めていた2014年に、米カリフォルニア州サンタモニカ(Santa Monica)のホテルで同HCから性的暴行を受けたと訴えていた。

 裁判所文書によると、テナントさんの代理人が3日に訴訟を撤回するための書類を提出し、訴えは4日に正式に取り下げられた。理由については明らかにされておらず、双方が示談金による解決に至ったかどうかも分かっていない。

 ウォルトンHCの代理人は4月、申し立てには「根拠がない」とするコメント文を発表。8月にはNBAとキングスが、訴えを「裏付ける十分な根拠はなかった」とする調査結果を公表していた。

 現役時代、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)で2009年と2010年にNBA制覇を経験したウォルトンHCは、3シーズンにわたり同チームを指揮。今年4月にたもとを分かったが、すぐさまキングスを率いることになった。(c)AFP