【12月31日 AFP】フランス北西部ブルターニュ(Brittany)地方のカルノエ(Carnoet)にある「聖人の谷(Valley of Saints)」には、花こう岩でできた聖人像が133体ある。高さ4~7メートルもの巨像を見に、毎年40万人もの人々が訪れている。

 ブルターニュに彫像が初めて建てられたのは、10年前にさかのぼる。5世紀にブルターニュへ渡ってきた英国の聖人たちの像を50~100年で1000体建立するというプロジェクトで、巨像1体の制作にはおよそ30日を要する。

 プロジェクトの責任者のセバスチャン・マンギー(Sebastien Minguy)氏は、「(彫像は)ブルターニュについて物語っているものの、聖人たちが多くの航海を経験してきたという冒険的な側面もある」と説明する。(c)AFP