【12月6日 Xinhua News】中国国家工業情報安全発展研究センターがこのほど、「人工知能(AI)中国特許技術分析報告」を発表し、中国のAI分野の特許出願件数は年々増加傾向にあり、出願件数ランキングではネット検索大手の百度(バイドゥ)が5712件でトップとなったことが分かった。中国証券報が伝えた。

 報告によると、今年10月時点で中国のAI特許出願件数は米国を抜いて首位となった。バイドゥ、騰訊控股(テンセント)、マイクロソフト、浪潮集団(インスパー)、華為技術(ファーウェイ)が特許出願件数の上位5位に名を連ね、バイドゥは他を引き離している。AI技術の分野別で見ると、バイドゥは深層学習や自然言語処理、音声、自動運転など各分野において、特許出願件数でも伸び率でも明らかに優位に立っている。

 また報告は、AIの適用は産業高度化の重要な傾向で、業界の共通認識にもなっていると指摘した。中国は次々とAI戦略計画を打ち出して戦略的に全面展開をしており、AIの技術研究開発・産業発展に広い余地を与えていると認識。一方、申請者の区分を見ると、バイドゥに代表される企業や大学がAI技術発展の主力となっているとの見方を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News