【12月6日 AFP】今年1月に飛行機事故で亡くなったエミリアーノ・サラ(Emiliano Sala)選手の移籍金に関して、イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のカーディフ・シティ(Cardiff City)が国際サッカー連盟(FIFA)から命じられた初回分600万ユーロ(約7億2500万円)の支払いを不服とした問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は5日、審議を来春に行うと発表した。

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 CASによれば、最終的な裁定が出るのは来年6月以降になる見通しだという。

 サラ選手は1月、フランスから移籍先の英国に向かう際、乗っていた小型機がイギリス海峡(English Channel)で墜落し、28歳で亡くなった。

 カーディフと移籍元であるフランス・リーグ1のナント(FC Nantes)は、サラ選手の移籍金に関して友好的解決には至っておらず、この問題はFIFAの選手地位委員会に持ち込まれた。そしてFIFAは9月30日、初回の支払い分600万ユーロをナントに送金するよう、カーディフに命じていた。(c)AFP