【12月6日 時事通信社】フランスで5日、マクロン大統領が進める年金改革に反対する大規模なストライキが始まり、仏社会は機能停止寸前となった。報道によれば、内務省の集計でデモの参加者は全土で80万人を超えた。高速鉄道TGVの9割が運休し、パリ市内の地下鉄も大半の路線が止まり、フランスの交通網はまひした。ストは長期化する恐れがあり、経済活動への悪影響が懸念されている。

 パリでは、デモに乗じて店舗の破壊や略奪を行う黒装束の覆面集団「ブラックブロック」が乱入し、店舗のガラスなどを破壊して回った。治安部隊が催涙弾を撃ち、冬を迎えた「花の都」は白煙で包まれた。AFP通信によると、約100人が警察に身柄を拘束された。

 地下鉄やバスを運営するパリ交通公団の労組は「週明けの9日までストを続ける」と表明した。一方、国鉄労組は「無期限スト」を呼び掛けている。病院職員や教員、警官、消防隊員もストに加わった。(c)時事通信社