【12月6日 CNS】中国・河南省(Henan)ケイ陽市(Xingyang)で3日、中国絲綢博物館(China National Silk Museum)と鄭州市文物考古研究院の共催により、「仰韶(Yangshao)時代の絹織物の発見」に関する記者会見が行われた。

 中国絲綢博物館の研究チームは2017年と2019年に、酵素結合免疫吸着法(Enzyme-Linked Immuno Sorbent Assay)の測定技術を用いて、ケイ陽市汪溝(Wanggou)遺跡の4つの「翁棺(Wengguan、陶器でできた棺)」の中から絹織物の残存物を発見。これは1980年代に同市青台(Qingtai)遺跡から出土した絹織物と同類・同時期の絹織物で、今から約5500年前のものとされ、現時点で発見された絹織物としては最古のものだという。(c)CNS/JCM/AFPBB News