【12月8日 CNS】中国・湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)の江漢路(Jianghan)の歩行者天国で11月中旬、5G無人販売車がお目見えした。手を上げれば止まり、商品のリストが映し出された車上のディスプレーをタッチすれば買い物ができる。QRコードをスキャンをして支払いを済ませると、車の中から商品が出てくる。

 この5G無人販売車は「新石器慧通(Neolix)」社が開発・製造した。同社運営部マネジャーの崔亜青(Cui Yaqing)さんによると、最大積載量は850キロ、バッテリー航続距離は180キロ。一般車両の入ってこないアウトレットや大型の公園などの限られたエリア内の自動走行に適し、最高速度は時速10キロに設定されている。現段階では、指定された安全な範囲内に限り、設定された固定路線で運行可能という。

 また、レーザーレーダー3個、音声レーダー1個、複数のカメラと各種センサーが据え付けられている。これにL4クラスの自動運転システムと車のインターネット(IoV)を利用したAIプラットフォームを載せ、インターネット経由バックグラウンドとつなぐことで、自動で障害物を判別し避けることができるか、あるいは人間がバックグラウンドから介入することにより、安全監視員の補助がなくとも自動で運行ができる。(c)CNS/JCM/AFPBB News