【12月7日 CNS】近ごろ、中国・四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)のオフィス街で、オフィスワーカーのために短い時間の休息を取れる「シェア昼寝ボックス」が現れ、ネットユーザーの注目を浴びている。

 成都市内のある場所には、地下1階に3台の昼寝ボックスが置かれている。長さ約2メートル、高さ1メートルの密封式のもので、ユーザーがQRコードをスキャンすると入り口の布製カーテンが自動的に上がり、使用できる仕組みだ。ボックス内には、スマートフォン及びコントロールパネルの両方から角度調整可能な革製の椅子が置いてある。ユーザーは自身の好みに応じ、内部の通風、音楽の音量や照明の光を調整できる。

 成都では、2018年に類似のシェア睡眠カプセルが現れたことがあったが、安全面でリスクがあるとして閉鎖された。

 同ボックス責任者の谷雨(Gu Yu)さんによると、提供は柔軟に行っている。シェアエコノミー方式は後期に高額の維持費がかかることから、昼寝ボックスの大部分は企業が自社用として購入していて、全面的な一般開放はしていない。また、今後は、内部機能の更新とバージョンアップを行っていくという。(c)CNS/JCM/AFPBB News