【12月4日 AFP】サッカーの南米王者を決める2020年コパ・アメリカ(2020 Copa America)の組み合わせ抽選が3日に行われ、招待国のオーストラリアはリオネル・メッシ(Lionel Messi)を擁するアルゼンチンなどと同じグループAに入った。

 3日の抽選会では、オーストラリアがアルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ウルグアイ、チリと同じグループAに、もう一つの招待国であるアジア王者カタールがコロンビア、ブラジル、ベネズエラ、エクアドル、ペルーと同じグループBに入ることが決まった。

 史上初の共催となる今回のコパ・アメリカでは、数千キロの距離がある開催国のアルゼンチンとコロンビアとの位置関係を考慮し、オーストラリアとカタール以外の国は二つのグループに振り分けられていた。そのため、この日の抽選会では招待国の振り分けが唯一の大きな話題だった。

 もともとは米国が16チームでの主催に名乗りを上げていたが、南米サッカー連盟(CONMEBOL)がこれを却下してアルゼンチン・コロンビア共催を決めていた。

 実施方式も変更になる。開催国ブラジルの優勝で幕を閉じた2019年大会では、4チームずつが3組に分かれてグループステージを戦い、2位までのチームと3位の成績上位2チームが準々決勝に進出する方式だったが、2020年大会は6チームずつ2グループの組み分けで、上位4チームずつが決勝トーナメントに進出する。

 開催国の一つであるアルゼンチンは、6月12日にブエノスアイレスで因縁の相手チリとの開幕戦を迎える。チリは2015年大会と2016年大会でアルゼンチンを決勝で破り、優勝を飾ったが、今年の大会ではアルゼンチンが3位決定戦で勝利した。

 世界最古の代表チームによる国際大会であるコパ・アメリカは、次が47回目の大会で、2020年の6月12日から7月12日にかけて開催される。(c)AFP