【12月4日 AFP】スウェーデンの高校生環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(16)が3日午後、大西洋をヨットで横断し、ポルトガルの首都リスボンに到着した。トゥンベリさんはこの後、スペインの首都マドリードで開催されている国連(UN)気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)に参加する。

 数時間前から待ち構えていた環境活動家ら数十人と、リスボンのフェルナンド・メディナ(Fernando Medina)市長がトゥンベリさんを出迎えた。

 トゥンベリさんは「私たちはマドリードでCOP25に参加し、人々の、そして次世代の声を確実に届けることを目指して闘い続ける」と語った。

 トゥンベリさんは9月、米ニューヨークで行われた国連気候行動サミット2019(UN Climate Action Summit 2019)に参加。その後、COP25が開催されるはずだった南米チリに向かっていたが、反政府デモの激化により会場はマドリードに変更。トゥンベリさんは、燃料を大量に消費する飛行機を避けて海路で欧州に戻ることを選び、20日間かけてヨットで大西洋を横断した。(c)AFP